江戸後期の民家を暮らしやすく
山間部の古民家を行政の協力のもと改装
京都市の北部に位置する築200年近くと推定される古民家の改装を請負いました。
代表風月が個人的に活動しているNPO法人・古材文化の会において、歴史ある建造物の調査に伺っており、調査メンバーとともにこちらへお邪魔したのがきっかけでした。
所有者様から雨漏りの相談をいただき、最終的に小屋裏の梁の交換、茅葺き屋根に被せた鋼板屋根の全面的な葺き替えから、水回りなど内部の設備交換など、足掛け約4年におよぶ大規模な工事となりました。




施工のポイント
半世紀ぶりに鋼板屋根を更新
内部に残った古い茅をそのまま活用しさらに新しい茅を追加、鋼板を新調することで今後約50年以上は持たせることができると考えています。
効率的な工期管理により高品質とコスト低減を実現
施主様から特にご要望のあった台所まわりの改装に注力。居間や座敷もあわせて腐食した軸組を交換し、また構造補強や断熱材の使用により暮らしやすい居住空間に仕上げました。
物件DATA
クライアント | I様 |
物件所在地 | 京都市 |
施工タイプ | 改修 |
構造 | 伝統軸組工法 |
延べ床面積 | 約130㎡ |
工期 | 正味約10ヶ月(足掛け約4年) |